時間が過ぎるのは本当に早いもので、私が広大に入学し、バレー部に入部してから1年が経とうとしています。昨冬の3 月初旬に前期試験の合格通知を受け取り、喜びに浸る間もなく練習に参加させて頂きました。期待と不安を胸に広島にやって来ましたが、そこで迎えてくれたのは優しい先輩方でした。
広大に来て最初に驚いたことは、選手自らがチームの方向性を考え、一人一人が役割を果たし、チームを作り上げていることです。チームに何が足りないのか、どんな練習をすれば試合で勝てるのか等を自分達で指摘し合い、練習メニューを考えています。それ故、個人の意識の持ち方が大切で、それによって練習が左右されます。その中で、私たち下級生を指導し、引っ張ってくださる上級生の方々の存在の大きさを感じ、「自ら考える」ことの重要性を身に染みて感じました。
私は入学当初から試合に出させてもらっています。最初は「自分がコートに立たせてもらっていいのかな?」という戸惑いもありましたが、「ミスを気にせずに思いっ切りプレーしたらいい」と先輩方が声を掛けてくださったおかげで、少しずつ思い切ってプレー出来るようになりました。チームの足を引っ張ってしまうことも多々ありましたが、自分の役割は点を取ることよりも1
年生らしく笑顔でコートを走り回ることだと教わり、1点ごとに声を出して精一杯盛り上げようと努めました。
夏には、中国選抜チームとして第9 回西日本大学バレーボール5学連選抜対抗戦に出場させて頂きました。1年生は私しかおらず、どうなることかと思いましたが、他大学の方にも仲良くして頂き、充実した7日間を過ごすことが出来ました。この大会で中国選抜チームは優勝し、チームの一員として参加出来たことを誇りに思うとともに、コートの外から貴重な経験をさせて頂いたことに感謝しています。
私が今バレーボールをしていられるのは、両親、仲間、先輩方、スタッフの方々等たくさんの人達の支えがあるからです。常に感謝の気持ちを忘れず、広大バレー部としての自覚を持ち、バレーボールを通して人間的にも成長出来るように頑張っていきます。 |