この3月31日に多くのみなさんのご支援のおかげで、38年間の教職生活を無事に終え、竹井秀行同窓会会長の後を引き継いだ21期の宮本です。NPO法人「庄原マツタケ山再生研究会」の理事長 空田有弘先生(8期)・NPO法人「高原の家 七塚原自然体験活動研究センター」理事長 西村清巳先生(9期)お二人の生き様「世のため、人のため、役に立つ生き方をする」を手本にリセットの人生を歩む所存ですので、ご指導ご支援の程よろしくお願いします。
さて、時代は刻々と変わり、文部省(当時)の是正指導にのっとった学校運営、学校に効率化を求めると称してのマネージメントや自己申告書など多くの調査資料の提出、免許更新制度や人事評価システムの導入など、教育界もこの14年間大きく様変わりしてきました。その間、日々の負担に耐えきれず『心の病を抱える教師』や、一生懸命やり過ぎて燃え尽きてしまう『燃え尽き症候群の教師』が増え、教育の危機が叫ばれています。
そうした心の病や燃え尽き症候群の要因の一つに、教師自身の心のゆとりのなさがあげられていますが、心のゆとりはどんな職場・環境であってもその人の心構え次第で育むことができるし、また育まなければ自分も生徒も社会も幸せになりません。
「そんなことを言って、おまえはどのようにゆとりを育んだのか?」と言われそうですが、年に一回の「広大バレー部同窓会・強化練習会」や年に何回かの「高原の家 七塚」でのクラブ合同合宿・各種行事への参加が私のリフレッシュに大きく役に立ち、ひいては心のゆとりにつながっていたことは間違いありません。
「高原の家 七塚」では、庄原の大自然とトトロのような西村先生の人となりに触れ、心癒されました。「広大バレー部同窓会・強化練習会」では、なつかしき先輩に叱咤激励され、若々しい後輩からは元気溌剌のエネルギーをもらい、明日からの教育活動に邁進する糧と心のゆとりを得ることができました。
副題の『母校を誇り、母校を懐かしみ、母校を訪ねれば三方よし』は、近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし」の『三方よし』をもじったものです。年に一回誇るべき、なつかしき母校を訪ねれば、心ある先輩や後輩から元気をもらい、後輩は先輩から生きる力をもらい、多くの仲間の参加によって広大バレー部は現役・同窓会共々ますます発展します。まさに「自分よし、後輩よし、広大バレー部よし」の『三方よし』となります。1年に1日、“ゆとりを育む日”としてまずは一歩踏み出してこの同窓会にご出席いただければ幸いです。
特に、今回は御年74歳の西村清巳先生を講師としてお迎えしました。“愛ある辛口のお話”を聞ける最後(?)になると思われます。先生のオーラを浴びて、愛あふれる心豊かな日々を過ごす契機としようではありませんか。
多くのみなさまのご出席を心よりお待ちしています。 |