コートの仲間第18号 ご挨拶


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コートの仲間発刊に寄せて
広島大学体育会バレーボール部同窓会
会長 竹井 秀行
 今年は秋に入っても真夏を思わせる気候が長く続き、秋は来ないのではないかと心配しておりましたが、急に寒さが厳しくなり一度に秋が深まってきたように感じます。気候の変化が激しい近年ですが、皆様にはお変わりございませんか。
 大変遅くなりましたが、新米会長として同窓会会員の皆様にご挨拶申し上げます。
 私は20 期の卒業で、現在小学校に勤務しています。前会長の西村先生には、大学時代バレーボールだけでなく卒業論文の指導やコーチとしてのあり方など多くのことを学ばさせていただきました。尊敬する大先輩ですしまだまだお元気なので、ぜひ会長を続けていただきたいと願っていましたが、今若者を育てておられる役割が非常にお忙しいと聞き、ワンポイントリリーフとして取り組ませていただくことにしました。初めてのことで分からないことも多く、皆様にはご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、ご指導ご支援の程よろしくお願い致します。
 さて、現役のバレーボール部は男女ともとても頑張っているとの情報を耳にして喜んでいます。特に女子は天皇杯・皇后杯の予選リーグで中国地区ナンバーワンになり、決勝トーナメント進出と聞いております。ますます練習に励まれ、活躍されることを心より祈っております。
 私事で恐縮ですが、大学時代のことで、今思い出しても顔が赤くなることがあります。それは、地域のバレーボールの審判を依頼された時のことです。依頼されたわけですから、こちらの立場が上のような気がして、「やってあげましょう。」というような気持ちでおりました。すると、西村先生はそうした思いを感じておられたのか、「審判だけでなく準備から片付けまでお手伝いして、きちんと礼を尽くして帰るように。」と言われました。思い上がっていた自分が恥ずかしかったのを思い出します。「実るほど こうべをたれる 稲穂かな」とは少し意味合いが違いますが、どんな立場になろうとも礼を尽くすことの大切さを学んだような気がします。
 現役の皆さん、コートでのプレーに全力を尽くすことはもちろんですが、社会に出て通用するためにはどのようなことが必要なのかということも、バレーボールを通じて大学時代に見つけてほしいと思います。また、先輩の皆様には、折に触れ後輩にアドバイスをしていただければ幸いです。よろしくお願い致します。
 最後になりましたが、同窓会員の皆様のご指導ご支援に感謝し、ご挨拶とさせていただきます。

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