コートの仲間第18号 広大ニュース


Click your color !
 
同窓会トップページに戻る 広大ニュース(2)に戻る 広大ニュース(4)に進む

最後のチャンス
4年 林 真衣
 私が広大のバレー部にお世話になってからもう4年が経とうとしています。もう4年も経ってしまったのかと思うと本当にあっという間だったな、という思いです。でも私は、本当に幸運なことにインカレが終わったこの時期でも、まだ現役でバレーボールをさせてもらっているのです。それは、今年から開催されるようになった天皇杯・皇后杯全日本選手権大会に、1月2日に出場させてもらえるからです。このチームが発足した時に、この大会が今年から開催されると聞き、毎年5月にある黒鷲旗に出られない思いをこの大会にぶつけようと思っていました。1月2日のセミファイナルに出場するためには予選を勝ち抜かなければなりませんでした。その予選は2回あったのですが、その2回目の予選は広島大学の北体育館で行われました。相手はVチャレンジリーグに所属する健祥会レッドハーツということもあり、私たちのチームは勝利に向かってまっしぐらで練習し、見事勝利を収めることが出来ました。その背景には、橋原先生を始めとするスタッフの方々や大学の全面協力、そしてOB の方々の応援、男子部員の活躍がありました。試合当日までにたくさんの方々が、私たちが試合に専念出来るように動いて下さり、試合当日、私たちは今まで味わったことのない環境の中で試合をすることが出来ました。まさかあれほどたくさんの方々が応援に来て下さるとは思ってもみませんでした。一点取るごとに沸き上がる歓声、失敗した後再び奮起させてくれるようなムード、体育館全体が一体となり広大を応援してくれているように感じました。試合をしていてとても気持ち良く、雑念など一切働かずプレーに集中することが出来ました。試合が終わった後、これまでこの試合に携わって下さった方々への感謝の気持ちが自然と込み上げてきました。仕事を休んでまで応援に来て下さった方や、わざわざ遠方より足を運んで下さった方、応援には来られないけれど応援メールや電話をして下さった方、試合の審判をして下さった方々、そして朝早くからサポートに徹してくれた男子の皆、私たちはたくさんの方々に支えられてやっていけているのだと改めて感じました。
 思い返せば私は下級生の時、自分のわがままを素直に表現してしまっていました。そのせいで、多くの先輩方にご迷惑をおかけしたと思います。私自身が幹部になって初めて分かったことがたくさんあり、当時の先輩方の苦労が、少しですが身にしみて分かるようになりました。タイムスリップが出来るのならば、戻ってやり直したいことがたくさんあるくらいです。でも、そんな先輩方が今でも私たちのチームの活躍や勝利を心から喜んで下さったり、成長を願って下さっています。そのようなことは感謝してもしきれません。このように応援して下さる方がいる以上、私たちはもっともっと頑張らなくてはいけないと思います。私たちだけではバレーボールは決して出来ないし、バレーボール部として活動も出来ません。毎日練習に来て下さる橋原先生がいて、仕事が終わってから広島市内から西条まで来て、練習が終わったら再び広島市内まで帰られる長谷川さんがいて、傷めた足を引きずりながら、休日には一家総出で練習に来て下さる河村さん一家がいる、このような体制は、他のチームにはなかなかないと思います。また、大学生になっても思いっきりバレーボールをさせてくれる家族がいます。そして私たちが活動しやすいように、たくさんのOB の方々が支援し応援して下さっています。このような恵まれた環境の中でバレーボールが出来ることを本当に幸せに感じ、私たちはこれから残された日々を邁進していきたいと思います。そして、インカレで巻き起こすことが出来なかった広大旋風を、1月2日必ずとどろきアリーナで巻き起こしてきたいと思います。それが少しでも先生方や家族、OB の方々への原動力になればと思います。これからもご指導の程よろしくお願いします。

同窓会トップページに戻る 広大ニュース(2)に戻る 広大ニュース(4)に進む

Copyright (c) 2010 広島大学体育会バレーボール部 All right reserved.
赤 黄 緑 水 青 紫 灰 白 黒