コートの仲間第18号 広大ニュース


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第12回浅野杯小学生バレーボール大会
3年 谷 友博
 今年で12 回を数える浅野杯小学生バレーボール大会を11 月3日に開催し、女子24 チーム、男子2チームの計26 チームと昨年度を上回る参加をいただき、一人の怪我人も出すことなく無事に終了することが出来たことをうれしく思い、ここに報告させていただきます。
 小学生の元気いっぱいにコートを走り回る姿やファイト溢れるプレーは、見ている人に感動を与え、バレーボールという競技の楽しさ、素晴らしさを私たちは改めて実感しました。また、コートの外で見せる無邪気な笑顔は、あどけない、ありのままの小学生そのものであり、私たちの心を幸福感で満たし、普段の疲れを吹き飛ばしてくれました。
 この浅野杯は、1993 年5月7日に飲酒事故で亡くなられた浅野哲史さんのバレーに対する情熱、意思を受け継いで始まり、現在では東広島市の小学生バレーボール大会の一つとして大きく定着しています。また、広島大学体育会バレーボール部のホームページに浅野杯についての掲載を始めて以来、多くの方々に浅野杯を知っていただくことが出来、今年度は東広島小学生バレーボール連盟に登録されていないチームにも参加をいただきました。今後、この大会がますます発展していくことを強く願うとともに、この浅野杯を通して、命の尊さ、大切さとは何かについてもう一度考え直し、二度と同じ過ちを繰り返さないように伝えていかなければならないと思います。
 年々、各チームの力は発展の一途をたどり、今年度は全試合数の3分の1にあたる8試合がフルセットという白熱したゲームの連続で、大きな盛り上がりを見せました。ただ、男子のチーム数についてはついに2チームとなり、開会式直後に試合、そしてすぐに閉会式というのは酷だったように思います。しかしながら、監督さんの計らいで今年も大学生と試合を行い、交流を深めることが出来ました。また、女子の試合が終わったコートを片付けず、決勝後まで置いておくことで多くのチームが練習されていて、大学生が小学生に教える光景も見ることが出来ました。しかし、運営については責任者だけしか分かっていないことが多々あったので、一人一人が把握できるよう改善していかなければならないと感じています。
 最後になりましたが、この大会を開催、運営するにあたって、東広島市バレーボール協会の丸山先生他、たくさんの方々に協力していただきました。大学に入るまでバレーボールに携わったことのなかった私にとって、運営することが本当に可能なのかと毎日が不安でいっぱいでしたが、諸先輩方の助言に文字通り助けられて、やり抜くことが出来ました。この浅野杯の運営を通して、一つの大会を企画、運営することの難しさや、今まで多くの人がこの大会に関わり努力や苦労を重ねてきたこと、人の温かさ、優しさを実感することが出来、本当にかけがえのない経験をさせていただきました。私たちはこれからもこの浅野杯が行われる意義をしっかりと考え、伝えていくとともに、大会理念であるジュニアのバレーボールの発展や地域の人々との親睦を見据えた活動、バレーボールを通じての人間形成に取り組んでいきたいと思います。責任者は引継ぎという形になりますが、来年度の責任者を精一杯サポートし、浅野杯のますますの発展のために努力してまいります。

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