コートの仲間第18号 スーパールーキー


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一年間を振り返ってみて
1年 川端 優美
 初めての大学生活に不安や希望を抱き、この広島大学に入学してからもう一年が経とうとしています。小学生の頃にバレーボールを始めたのですが、大学のバレーボールは今までとは全く違う環境で私にとってはとても新鮮なものでした。特に高校の時は、日本一を目標に掲げた人たちが全国各地から集まり、監督・コーチの指導のもと、毎日厳しい練習に耐えてきました。監督から言われた練習メニューをこなすので精一杯で、どうしてもやらされている感じでした。でも、メニューをこなす中にも「この練習はもっとこうした方がいい」と考えながらやっていました。しかし、広大の練習を初めて見た時、少ない人数でもどういう練習をすれば良いかと、選手自身が考え練習していました。高校時代、監督が練習メニューを決めていた私にとっては驚きでした。しかも、一つの練習に対して皆が「もっと試合を想定した練習にならないか」と考え、言い合い、さらに良い練習をと改善していました。また、人数が少ない上に実習など学校等の活動で全員練習に参加出来ないことも多く、他の大学に比べゲーム形式の練習が出来ないなど、人数が少ないことで多少問題があるのが現状です。だからこそ、練習がスムーズに進むために何をしなくてはいけないのかを一人一人が考えていると思いました。
 私は1年生ですが試合に出させてもらっています。私が試合に出ることで試合に出られない仲間がいることを忘れてはいけないと思いながら試合をしています。リベロと交代してベンチに戻ってくると、「ナイスプレー」と温かく迎えてくれ、コートに戻る時には「頑張れ」と背中を押してくれる仲間たち。みんなの代表で試合に出ているのだと一層気合いが入ります。バレーボールは決して一人で出来るスポーツではないので、仲間との繋がりがとても大事です。私は単にボールを繋ぐだけではなく、声や気持ちも一緒に繋いでいくスポーツだと思っています。一人一人の負けたくないという勝利への執着心が、チームとしての勝利に繋がっていきます。その点でも、広大バレー部は皆が今を満足せずに、もっともっと上を目指していく良いチームだと感じています。それぞれに自分が何をすべきか役割を考え、実行していると思います。
 私は今年の春リーグでスパイク賞をいただきました。でもこれは私の力ではなく、後ろでレシーブを上げてくれる人がいて、トスをあげてくれる人がいたからこそ取ることができた賞です。仲間が必死になって繋いでくれたボールだからこそ、一球一球決めにいけました。また、先輩方もコートの中で声をかけて下さったりして、私たち1年生がプレーしやすい環境を作って下さいました。おかげで思い切りプレーすることが出来ました。もうすぐ私にも後輩ができます。今まで先輩方が私たちにして下さったように、コートの中でも外でも後輩がバレーしやすい環境を作っていけたらと思っています。そして、驕らず謙虚に何事にも一生懸命が目標です。広大バレー部の伝統を守り、後輩たちに伝えていきたいと思います。

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