コートの仲間第21号 広大ニュース


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広大バレー部の現状と抱負
3年 前田 朋哉
 今年度の下半期から、私達平成20年度入学生が幹部を務めさせていただいています。上半期はまだチームとして煮詰まり切っていなかった部分もあり、後一歩の所で満足のいく結果を残せませんでしたが、下半期に入ってからは五大学優勝、秋季リーグ3位、県インカレ準優勝と、順調に来ていたが故に全日本インカレは悔しい結果となってしまいました。
 しかし、ここまで来ることができたのは4年生のお陰だと思います。4人が4通りの形でチームの目標に向かって引っ張られる姿は、今も私の中に鮮明に焼き付いています。時には具体的に目標を口にしてチームを鼓舞してくださり、下級生よりも早く体育館に来て自主練されている姿、そして試合では先頭に立って盛り上げてくださり、調子の悪い下級生をいつも優しく励ましてくださいました。こんなに頼らせてもらっていた4年生が引退してしまうなんて信じられません。いや、信じたくない自分がいると言った方が正しいのかもしれません。とは言っても時間は待ってくれず、いよいよ自分達が4年生になる時が来てしまいました。まずは、自分達が出会った先輩方を真似しつつ、僕達5人のカラーを出して自分達にしか出来ないバレーを追及していきたいと思います。
 広大には、上達するための環境・設備が整っていると思います。スタッフの方々は、仕事を終えてから毎日のように練習に駆けつけてくださり、学生と一緒になって練習・チームを作ってくださいます。時にはOBの方々も体育館に来てくださり、試合会場に駆けつけてくださるOBの方々にも力をいただいていると身に染みて感じています。このように多くの人に支えてもらい、私自身は小・中・高に続いて4度目のキャプテンをさせていただいている訳ですが、今までと大きく違うのは、自分やチームに対して意見してくれる仲間がいることです。5人で力を合わせて、今まで自分達が先輩方から与えて頂いたものを基に今度は「与える側」に立って、後輩たちに一つでも多くの事を残せるように努力することがより良いチーム作りへの最短の道のりだと考えています。
 最後になりましたが、この場をお借りして本年度も、広大バレー部に力を貸してくださった諸先輩方に心から御礼を申し上げるとともに、来年度も「感動を与えられるチーム・応援していただけるチーム」を目指して、日々努力していきたいと思っておりますので御指導・御鞭撻の程、宜しくお願い致します。

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