コートの仲間第23号 広大ニュース


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第17回もみじ杯小学生バレーボール大会
4年 木下 裕加
 今年で17回を数えるもみじ杯小学生バレーボール大会を11月3日に開催し、女子16チーム、男子5チーム、計21チームの参加をいただき、1人の怪我人も出すことなく無事に終了することができたことをうれしく思い、ここに報告させていただきます。
 この大会は平成5年5月7日に飲酒事故で亡くなられた浅野哲史さんのバレーに対する情熱と意志を継いで始まり、今年で17回目を迎えることとなりました。現在では東広島市の小学生バレーボール大会の一つとして大きく定着しています。私たちはこのもみじ杯を通して、命の尊さ・大切さをもう一度考え直すとともに、二度と同じ過ちを繰り返さないように伝えていかなければならないと思います。また、大会理念であるジュニアのバレーボールの発展や地元地域との親睦を見据えた活動、バレーボールを通しての人間形成を掲げており、私たち広島大学バレーボール部はその趣旨を忘れず、一人ひとりが責任を持ってもみじ杯を運営していきたいと思います。
 年々各チームのレベルは発展の一途をたどり、プレースタイルは大きく変化し、小学生バレーも速いバレーボールが主流になってきているのだと感じました。その中で白熱した試合がいくつも展開され、手に汗握る対戦ばかりでした。純粋に一つのボールを追い、コートを元気いっぱいに走り回る姿や、必死にボールに食らいつく姿は、バレーボールの楽しさや、素晴らしさを改めて実感させてくれました。また、コートの外で見せる無邪気な笑顔や、昨年から成長した姿も見ることができ、私たちにとっても楽しく、有意義な一日となりました。
 しかし、運営において改善する部分も多く、本年度は男子の部は5チームによる総当たり戦、女子の部は4チーム総当たりによる予選グループ戦を行い、その後上位2チームによる決勝トーナメントを行ったため、全10試合と試合数が多く、遅くまで時間がかかってしまいました。しかし、関係者の皆様、保護者の皆様には最後までご協力いただき、無事終了することができました。本当にありがとうございました。再検討が必要な部分も多々見られたため、本年度の責任者として来年度の大会がよりよいものとなるように来年度の責任者とともに検討し、もみじ杯のますますの発展のために努力して参ります。
 最後になりましたが、この大会を開催、運営するにあたって、東広島市バレーボール協会の丸山先生をはじめ、東広島小学生バレーボール連盟、ご協力・ご指導いただいた全ての方々、協賛していただいた、ミズノ株式会社、スポーツ科学センターの皆様に深くお礼申し上げます。この大会を通し、昨年に引き続き責任者として大会の運営に携わさせていただきましたが、企画,運営の難しさや、今までこの大会に多くの人が関わり、努力や苦労されてきたことを再び実感することができ、本当にかけがえのない経験をさせていただきました。私たちはこれからもこのもみじ杯が行われる意義をしっかりと考え、伝えていくとともに、積極的に取り組んでいきたいと思います。

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