コートの仲間第24号 ご挨拶


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コートの仲間発刊に寄せて
広島大学体育会バレーボール部ここにあり
−本年度一番の喜びと感動−
広島大学体育会バレーボール部同窓会
会長 宮本 賢一
 本年度一番の喜びと感動を紹介し、ご挨拶に代えさせていただきます。
 それは、この8月17日〜19日に「高原の家 七塚原自然体験研究センター(理事長 西村清巳氏)」で実施された県内6校(庄原格致・三次・吉田・日彰館・広島皆実・安古市)によるバレーボール合同合宿でのことです。
 この合同合宿は、ここ10年間広大男女バレーボール部員の献身的な支援によって実施されてきましたが、今回はなんと広大男子バレーボール全部員15名中13名(2名は教員採用試験のため不参加)が、和泉浩基監督とともに参加し、全身全霊で支援してくれたのです。集合時刻よりも1時間も早くマイクロバスで駆けつけ、指導方法の研修を和泉監督の指導のもと、全員で行っているのにまず驚かされました。
 圧巻は、和泉監督の情熱あふれる指導ぶりです。ストレッチ、コンディショニングトレーニングから始まり、技術指導ではとてもわかりやすく理論を説明し、やって見せ、やらせて見て、アドバイスして、できれば褒め、できなければ大学生が個人指導を行い、その間大学生たちはムードづくりに激励の声を出し続けていました。監督と大学生のその絶妙な呼吸と本気な指導に、高校生80名は笑顔いっぱいの意欲的な練習をやり通しました。技だけではなく、大学生の躍動感あふれるムードづくりに、広大バレーボール部員のTシャツに書かれている「頭のいいバカになれ」の精神を理解し、体現することができました。
 和泉浩基監督は、OBの大信寿洋先生や寒川博貴先生同様に高校時代の私の教え子です。3人とも自慢の教え子で、今では私を乗り越えて(いや、まだまだ!?)りっぱに活躍をしています。和泉監督は言います。「今までもそうでしたが、今年はさらにすばらしいバレー部に成長してくれました。日々の練習が楽しくてしょうがないのです」と。
 『先輩たちが築いた伝統を受け継ぎ、さらに進化を遂げている15名の部員』と『生涯をバレーとともに生きる覚悟を決めている監督』の、うらやましい限りのチームワークに、バレーボール部の輝かしい未来を見ました。
 広大男女バレー部はこの「バレーボール合同合宿への支援」だけでなく、昭和48年から38年間続いている「広大子どもキャンプ教室の指導」というすばらしき伝統もあります。子どもたちや高校生の成長に関わることに大きな意義を見いだし、「世のため 人のため 役に立つ生き方」を追求する広大バレーボール部の歩みは私たち同窓生の誇りです。
 同窓生の皆様、是非【2013年度 広島大学体育会バレーボール部 指導者研修会・総会】に足を運んで、こんなすばらしいバレーボール部員たちを褒めてやってください。さらなる激励をしてやってください。多くのみなさまのご出席を心よりお待ちしています。

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