コートの仲間第24号 支部ニュース


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<愛媛県支部だより>
34期 神野 和幸
 久しぶりの執筆です。再三の原稿依頼を受けていたにもかかわらず、3年前から本県バレーボール協会理事長に就き、毎週毎週の事業を消化していくことで精一杯、そんな言い訳を思いながら締切ギリギリまで作成することを忘れてしまっており、締切わずか2、3日前に再度学生からの連絡を受け、これはしまった!…こんな時は若い頃再三に渡っていつも助けていただいていた先輩方に助けていただくしかない!という藁をもつかむ思いで、白川秀樹(現今治市立上浦中学校長)先輩に連絡したところ、さすが!!「救える方法が一つだけある。それは私が今年の10月、”ヴィンテージ8's全国大会”に出場するにあたり作成した原稿がある」と、またまた助け船を出していただくことが出来ました。私も理事長と言うこともあり、「今治くすのきクラブ」が本県初この大会に出場すると連絡を受けていたので、もしかすると、白川先輩と29期の井原行則(現今治市立吉海中学校長)先輩が出場されるのではと…。では、以下の文章をお読みください。
「ヴィンテージ」
27期 白川 秀樹(今治市立上浦中学校)
 「ヴィンテージ」と聞くと年代ものの良質ワインやジーンズのように「古くて価値のあるもの」とか、色でいうと「いぶし銀」のように何とも言えない味のある色を思い出す。実はバレーボールというスポーツの中にも、生涯スポーツの一環としてそんな名前の大会があるのをつい最近知った。若い頃、バレーボールのクラブチームに所属し、全国優勝を目指して、共に練習に励んでいた仲間から「もう一度、全国優勝を目指してバレーをしよう」と誘われた。よくよく聞いてみると、それは五十歳以上しか出場できない8人制の全国大会で、名前が「全国ヴィンテージ8'sバレーボール交流大会」というものであった。何とも言えないネーミングと昔の仲間への懐かしさ、それにネットの高さが2メートル25センチと比較的低いこともあり、思い切ってやってみることにした。
 3月の第一日曜日から、いよいよ練習開始。毎週日曜日に2時間という限られた時間だが、本格的に練習するのは20年ぶりだったので、さすがに不安な気持ちが強かった。しかし、少しはボールを触っていたのと、昔やっていたという妙な自信から「何とかなるだろう。」と安易に考えていたのも確かである。
 初日の結果は言うまでもない。ジャンプはできないし、足は動かない。(動いてもスローモーション)動体視力も当然衰えているため、ボールがうまく手に当たらない。ボールコントロールもままならない。最悪のスタートとなった。全身の筋肉痛と赤く腫れ上がった腕が全てを物語っていた。本当に情けない状態だったが、心はなぜか充実感に満ちあふれていた。それは忘れていたバレーボールへの熱い思いと、ドタバタしながらも昔の仲間と共にプレーできる嬉しさを感じたからだと思う。
 それからというもの、日曜日の練習が1週間の生活の中心となって動き出した。少なくとも日曜日は体をいたわるような過ごし方になってきたのは確かである。その甲斐あってか、練習する度に少しずつではあるがボールの感触とともに動きもなめらかになってきた。(自分だけがそう思っているのかも)しかし、ジャンプや瞬発的な動きをしようとすると、どうしても体が拒否反応を示してしまう。これはまだまだ練習不足なのか?それとも歳のせいなのか?本当は分かっているのに、つい自問自答をしてしまう自分がそこにいる。でもやっぱりあきらめたくない。チームの一員として自分のできることを、より正確に、より攻撃的にこなせるようにと強く心に誓い、体と相談しながら練習に励んでいる。
 今年の全国大会は10月に北海道の帯広市で開催される。どこまでやれるかわからないけれども、古きよき時代を過ごしてきた仲間たちともう一度、頂点目指してこの暑い夏をがんばってみたい。 そして、その先にある「ヴィンテージ」という、いぶし銀のような味わい深い色をした、古くて価値のあるものを仲間とともにつかみ取りたい。
 「がんばろう!」

 試合結果はお二人の活躍も虚しく予選グループ戦1勝1敗での敗退ではありましたが、大会出場までの道のりを含めて大変感慨深い大会であったとお聞きしました。白川校長先生には、素晴らしい原稿、本当にありがとうございました。私たちも年と共に忘れつつある広島大学バレーボール部時代の練習・大会の思い出が蘇ってきました。昨年執筆し教頭先生になった多田!毎年中学で強いチームを創っている井上!教育委員会で活躍の岩田!みんな元気で頑張っていますか?こちらも相変わらずぼちぼちやっています。すみません。私事で原稿を利用してしまいました。いや、この際、この機会をお借りし、本県支部13名の方々に、毎年何の連絡もしないままになっておりますこと、改めてお詫び致します。何かありましたらぜひともご一報お待ちしております。最後になりましたが、毎年「コートの仲間」を作成している後輩たちと橋原先生に改めて感謝致します。

追伸 西村先生へ
”「言語技術」が日本のサッカーを変える”学校図書で購入していただきました。

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