今年で18回を数えるもみじ杯小学生バレーボール大会を11月3日に開催し、女子19チーム、男子5チーム、計24チームの参加をいただき、1人の怪我人も出すことなく無事に終了することができたことをうれしく思い、ここに報告させて頂きます。
この大会は平成5年5月7日に飲酒事故で亡くなられた浅野哲史さんのバレーに対する情熱と意志を継いで始まり、今年で18回目を迎えることとなりました。現在では東広島市の小学生バレーボール大会の一つとして大きく定着しています。私たちはこのもみじ杯を通して、命の尊さ・大切さをもう一度考え直すとともに、二度と同じようなことを繰り返さないように伝えていかなければならないと思います。また、大会理念であるジュニアのバレーボールの発展や地元地域との親睦を見据えた活動、バレーボールを通しての人間形成を掲げており、私たち広島大学バレーボール部はその趣旨を忘れず、一人ひとりが責任を持ってもみじ杯を運営していきたいと思います。
小学生のボールを一生懸命に追う姿や、得点した時にめいっぱい喜ぶ笑顔に改めてバレーボールの素晴らしさとバレーボールに向かうあるべき姿を再確認させられました。私たちも小学生に負けないくらいバレーボールと真剣に向き合って練習し、バレーボールを心から楽しみ、そしてなおかつ優秀な成績を収めることができるように日々努力していきたいと思います。また、コートの外で見せる無邪気な笑顔や、昨年から成長した姿も見ることができ、子どもたちだけでなく私たちにとっても非常に有意義な大会となりました。
今年度のもみじ杯では昨年のグループ戦の反省を活かしてグループ戦の対戦試合数を調整し、女子9試合、男子10試合の構成となり、大会終了後に子どもたちが大学祭を回る時間を少しではありますが確保することができました。関係者の皆様、保護者の皆様には最後までご協力いただき、無事終了することができました。本当にありがとうございました。再検討が必要な部分も多々見られたため、本年度の責任者として来年度の大会がよりよいものとなるように来年度の責任者とともに検討し、もみじ杯のますますの発展のために努力して参ります。
最後になりましたが、この大会を開催、運営するにあたって、東広島市バレーボール協会の丸山先生をはじめ、東広島小学生バレーボール連盟、協力・ご指導いただいた全ての方々、協賛して頂いた、ミズノ株式会社、スポーツ科学センターの皆様に深くお礼申し上げます。この大会を通し、昨年に引き続き責任者として大会の運営に携わさせて頂きましたが、企画、運営の難しさや、今までこの大会に多くの人が関わり、努力や苦労されてきたことを再び実感することができ、本当にかけがえのない経験をさせて頂きました。私たちはこれからもこのもみじ杯が行われる意義をしっかりと考え、伝えていくとともに、積極的に取り組んでいきたいと思います。 |