コートの仲間第25号 支部ニュース


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<兵庫県支部だより>
34期 多田 泰之
 学校現場を離れて3年目を迎え、現在は神戸市教育委員会事務局指導部総合教育センターの研修室長をしています。神戸では9月に小学1年生の児童が殺害されるという、たいへん傷ましい事件が起こりました。事件直後から教育委員会事務局として学校支援にあたり、現在も当該校にはスクールカウンセラーが常駐するなど、児童はもちろん教職員の心のケアに努めています。新聞やニュース等の報道を見られて、多くの先輩や友人から励ましのお言葉をいただき、感謝しております。今後も学校や地域に1日でも早く、安心して過ごせる日常が戻ってくるように支援していきたいと考えています。
 さて、6月に女子の西日本インカレが神戸市で開催されるという案内葉書が届き、広島大学の試合を観戦させていただきました。職場から徒歩10数分の神戸中央体育館、自宅から自動車で20分のグリーンアリーナ神戸へ出向きました。当時の「福山分校」チームと比べ、まず人数の多さに驚かされ、強豪チームとも高さで勝負できる総合力の高さにも驚かされました。これまでは「コートの仲間」で結果だけを見させていただいていましたが、やはり実際に観戦できたことで記事が身近に、そしてあらためて「OB」としての意識が高まったように感じました。
 その時に「今年の女子西日本インカレが神戸市で開催」という話を職場でしていたところ「そういえば、娘も葉書が届いとったと言うてましたよ」と??・・・。そうです、小学校長OBで4月から総合教育センターで一緒の主任指導員の娘さんで神戸市立小学校勤務の青木美緒先生が「広島大学バレーボール部コートの仲間」であることがわかったのです。(支部長の多田には内緒にされていたとか?!)そこで、兵庫県支部からはここ数年、担当者の家族ネタを中心に「中学校・高等学校情報」が中心でしたが、今年はカラーを変えて神戸市小学校情報を青木先生から報告させていただきます。
 今年、毎年1月開催の兵庫県尚志会体育科の同窓会には、教体57同期会と同日開催であったため欠席しました。来年は参加して、より多くの情報を収集し発信したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
こうべっことバレーボール
55期 青木 美緒
 大学を卒業して早8年。在学時代は、よき先生、よき先輩、そしてよき仲間に恵まれ、西日本インカレ2位をはじめ、高校までのバレー生活では考えられないハイレベルで楽しいバレー経験をすることができました。卒業後は、生まれ育った神戸で小学校教員をしています。日々の授業、校務分掌、研究部の活動など年数を重ねるごとに仕事は増えアップアップしていますが、元気で可愛い子供たちからパワーをもらい、何とか頑張っています。
 というわけで、プライベートでは、あまり書くことがないので、神戸市の小学生のバレーボールの活動について、関わっている範囲でお伝えします。
 神戸市には167小学校があり、そのほとんどが参加する大きな大会が夏休みに2つあります。参加児童はどちらも5・6年生の希望者です。1つは、ほぼ全校が参加している「神戸市少年団バレーボール大会」です。神戸市は、他都市のような地域の方が指導する地域ごとのスポーツ少年団活動はあまり活発でなく、ほとんどが学校単位での参加です。そのため参加希望チーム数が会場(市営体育館や市内小学校15校)のキャパを超えるので、6年生は各校男女別各1チーム、5年生チームは厳しい抽選をくぐり抜けた運のいい約260チームが出場しています。その救済措置ではありませんが、もう1つの「神戸市小学生バレーボール大会」は、希望すれば学年にかかわらず全てのチームが出場できます。ただ、この大会への出場希望も年々増えており、近い将来会場のキャパを超えるのではないかと心配しています。また、区によっては区内の交流大会も開催し、子供たちのバレーボール熱を高めている区もあります。
 これらの活動は前述したように、ほとんど学校単位で行われているので、その指導もその学校の教員があたっているのが現状です。メリットとしては、学校教育の一環として行っているのであまり加熱することなく、幅広く多くの子供たちにバレーボールの経験をさせることができることです。デメリットは、神戸市ではバレーボール以外に、バスケットボール・卓球・陸上競技・水泳・一輪車などの多様な活動が年間通してあり、その指導はやはり教員の負担になることです。ただ、教員の世界も世代交代の時期を迎え若手教員が増えており、そのエネルギーが大きな力になりつつあります。バレーボールをはじめ様々なスポーツ活動の指導が、若手教員が子供たちと一緒に、汗をかき、声を掛け合う中で、日常の教育活動に生きる人間関係、信頼関係を築く、そんないい機会になればいいなと思っています。
 現役時代、選手としてはほとんど活躍できなかった私ですが、広島大学バレーボール部時代に育てていただいた体力、気力のおかげで、毎日元気で子供たちと楽しく過ごすことができています。その恩返しとして、少しでもバレーボールの楽しさを子供たちに伝えられたらと思う今日この頃です。

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