コートの仲間第26号 総評


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<下半期女子>
 下半期最初の試合、中国五大学は山口県で行われた。部員の人数も増え、全員がユニフォームを着てベンチに入れないため、4年生の渡邊、甲斐、松下がベンチでサポートするという形で、大会に臨んだ。今回の試合では、普段試合に出ることの少ないメンバーも出場し、全員がコートに立つことができた。また、普段とは違ったポジションで戦うなど、一人一人がとても良い経験を積むことができた大会となった。
 天皇杯・皇后杯中国ブロックラウンドは島根県で行われ、初戦に就実高校と対戦した。サーブで相手を崩し、そしてブロックとレシーブでコンビを組み立てて攻めようと挑んだが、相手の勢いに押され、ブロックとレシーブの関係を修正することができなかった。リードする場面もあったが、大事なところでの細かいミスが失点に結びつき、自分たちのペースを掴めないまま、負けてしまった。個人とチームでの課題が明確になり、この敗戦を次に活かさなければならないと痛感した大会となった。
 9・10月と教育実習のため、3年生がなかなか練習に出られないという厳しい状況の中、秋リーグを迎えた。1週目は、広島文化学園大学戦で1セット目を落としてしまったが、2セット目からは、チームの中で修正しながら一人一人の持ち味を出し、セットを取り返し、4勝した。2週目は、1週目の反省を生かして、出だしから自分たちのバレーが展開していけるようにと臨み、セットを落とすことなく全勝することができた。最終週では、1週目にセットを落とした広島文化学園大学の速攻や時間差攻撃、レシーブの粘りに負けることなく、フルセットの末、勝利し、セットは落としたものの秋リーグ全勝優勝を収めることができた。
 広島県学生バレーボール大会では、秋リーグとは異なり、3セットマッチのため、ゲームの出だしを意識して挑んだ。全員がコートに立つ機会を作り、試合経験の少ないメンバーでも総崩れすることなく、一人一人が役割を果たし、全試合ストレート勝ちで優勝した。
 そして、4年生最後の試合となる全日本選手権大会が愛知県で開催された。女子のグループ戦はなく、トーナメント戦となった。1回戦は、福岡教育大学と対戦した。初戦ということもあり、緊張が見られる中、シーソーゲームが続く試合展開だった。しかし、粘り負けせず、全員で何回も攻め、得点へと導き、第2セット目を落としたものの勝利した。続く2回戦での京都橘大学との試合では、相手のスピードに対応しつつ、サーブで崩し、センター陣を中心としたコンビを展開して、第3セット目を落としたが勝利した。ベスト8を賭けた3回戦は、日本大学と対戦した。序盤は相手の攻めるサーブに崩され、自分たちのコンビが思うように作れず、第1セット目を落とした。続く第2セット目以降は、広大の持ち味であるブロックで相手のパワーと高さのある攻撃を封じ、自分たちのリズムを取り戻し、勝利した。そして初のベスト4を賭けた準々決勝は日本女子体育大学と対戦した。どのセットも両者譲らない勝負となり、粘りあるレシーブや繋ぎから攻撃を組み立て攻めることができたが、相手を上回ることができずフルセットの末敗戦した。 
 この試合で平成24年度入学生の渡邊、甲斐、松下、佐藤は引退することとなった。この1年間は、一人一人が周りからの指示を待つのではなく、何事も自分自身で考えて行動することを心掛け取り組んだ1年であった。また来年は、先輩方が残してくださった良い伝統を大切にし、ベスト8の結果を越えることのできるように頑張っていきたい。

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