島根県水の都松江市からお便りします。まずは松江の紹介から・・・今年は松江城天守が国宝に指定されたおかげで、来訪者が増えており、休日は大手前駐車場に入場待ちの車の列ができています。また晴れの日の夕方は、宍道湖に沈む夕焼けを撮るために島根県立美術館から宍道湖夕日スポットにかけ多くの方がいらっしゃいます。ほかにも小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の旧居(ヘルン旧居)、堀川遊覧などお城周辺で散策ができますので、まだいらしてない方、どうぞお越しください!
さて、「コートの仲間」を毎年読ませていただき、私が学生だったころと比べ大きな大会に参加されご活躍されている様子に感心しています。また、前号の32期吉村さんの原稿を懐かしく読ませていただいた一人です。
私の大学時代の輝いている思い出と言えば、中国リーグで優勝したこともないのに中四国大会で1度きり優勝したことです。1つ下に就実高校出身の鈴木さんが入学してこられた年で、決定力が他のチームより優っていたことによる勝利でした。まさか決勝まで残れると思っていませんでしたが、みんなが拾い私はトスを上げ最後はBクイックを決めてくれるというチームワークがうまくとれた試合だったのだと思います。試合までの練習では、それまで上げたことがないBクイックを合わせるまでとても苦労した記憶があります。その時の経験があったので社会人となってからAクイック、Cクイック、Dクイックにも挑戦できました。(そんなの普通でしょう・・と言わないでくださいね。当時は、平行、セミぐらいまででした。)
大学卒業後は、ママさんバレー(現在私は「いそじの部」で参加)、職場のバレーを続けています。
ママさんバレーは、60歳を過ぎてから出場できる全国大会もあり、生涯スポーツとして取り組むことができます。一緒に良い汗をかきながら楽しくバレーができる環境さえあれば、目標を持って続けることができるのです。私は、テーピングをしたり、カイロプラクティックに通ったりと身体をいたわりつつ、今は来年3月に滋賀県で開催される大会に向け、週1回練習しています。
また、職場のバレーは、私たち50代からわが子と同じ年代までの幅広い年齢のメンバーでやっています。早く後継者に引き継がないといけないのですが、メンバーがいないという苦しい状況です。コートの中で若者の動きについていけないのですが、カバーしてもらいながら自分なりに役割を果たしています。(つもりです。)長らくやっていると良いことにも巡りあえるもので、学生時代全国大会なんて縁のなかった私も何回か全国大会に参加することができました。試合に勝つことも一つの目標ですが、楽しくバレーをするということがやっぱり基本にあります。時にはチーム以外の人にお願いしてメンバーを集め大会に参加することもあります。勝てばもちろん気持ちが良いですが、負けてもみんなで一つのボールを追ったことで気持ちを共有することができ満足できます。
定年まで片手で数えられるような年齢になった今でもバレーを続けているのは、一緒に汗を流し、時には飲みながら話をし合える仲間がいるからだと思います。また、バレーをしている時は、家のこと、仕事のことも忘れボールに集中しています。気分転換になり、悩んでいたことも一瞬ですが忘れ、思い出してもどうにかなるかもと思えてきます。今まで人生のいろいろな局面を乗り越えてこられたのもバレーを続けていたおかげだと思っています。
現役のみなさん、これからいろいろな経験をされると思いますが、ご自分の息抜き法を持っておかれることをお勧めします。
最後になりましたが、広島大学バレーボール部の皆様、OBの皆様のますますのご活躍と、ご健勝をお祈りします。
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