コートの仲間第27号 総評


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<下半期女子>
 下半期最初の試合、五大学学生競技大会は広島大学で行われた。2日目は教育実習で高良、守山、磯村が参加できないため、1日目は4年生の山本、2年生の津口がベンチでサポートし、3年生が優先的にユニフォームを着て試合に臨んだ。普段試合に出場する機会の少ないメンバーも出場し、全員がコートに立つことができた。また、いつもは周りでサポートをしてくれるメンバーがのびのびとプレーする姿に改めて感謝の気持ちを感じる試合となった。全試合ストレートで勝利し、23年連続44回目の優勝を収めた。
 皇后杯中国ブロックラウンドは山口県で行われ、初戦に米子北斗高等学校(鳥取県)と対戦した。勝利したものの、セットの序盤に緊張からか硬いプレーが目立ち無駄な失点が多くあった。2日目の誠英高等学校(山口県)との対戦では、サーブレシーブが返らず、思うようにコンビが作れなかったため第1セットを落とした。第2セットにレシーブから自分たちのリズムを立て直し、セットを取り返すものの、第3セットは相手の攻撃に対応できず敗戦した。
 今年は秋季リーグ戦が例年よりも遅く開幕した。1週目は、春季リーグ戦でフルセットまでもつれた中国学園大学との対戦があったが、粘り強いレシーブから攻撃を全員で攻め、セットを落とすことなく勝利することができた。2週目は、春季リーグ戦、中四国学生選手権大会で優勝の座を奪われた広島文化学園大学と対戦した。相手の速攻や時間差攻撃にブロックで対応することができ、レシーブを安定させて攻撃に繋ぐことで、セットを落とすことなく勝利した。しかし、翌日の至誠館大学との対戦で個々のミスが目立ち、セットを落としてしまった。最終週は広島大学で開催された。力強い応援の後押しを受け、福山平成大学にストレートで勝利したことで最終戦を前に優勝が決定した。それでも負けられない最終戦、広島文化学園大学との対戦では、相手の粘り強いレシーブを前に攻撃が決まらずシーソーゲームとなり、フルセットまでもつれたが、最後はブロックで相手の攻撃をシャットし、春季リーグ戦の雪辱を果たすことができた。セットは落としたものの、全勝優勝で秋季リーグ戦を終えることができた。
 広島県大学選手権大会は3セットマッチのため、ゲームの出だしを意識して挑んだ。秋季リーグ戦と同じメンバーで臨み、後半には普段試合に出場する機会の少ないメンバーも交代で出場した。2回戦、準決勝はストレートで勝利し、決勝で広島文化学園大学Aと対戦した。第1セット、序盤はリードし続けていたが、終盤に得点できずセットを落とした。続く第2セット、長いラリーが続いたが、相手の粘り強いレシーブを前に自分たちのペースを掴めず、ストレートで敗戦した。
 そして、橋原先生と4年生最後の試合となる全日本大学選手権大会が東京都で開催された。昨年度ベスト8だったため、決勝トーナメント戦からのスタートとなった。2回戦は、関東学連の大東文化大学と対戦した。初戦ということで緊張が見られたが、序盤にブロックで相手の攻撃を止め、自分たちに有利な展開で試合を運び、勝利する事ができた。続く3回戦、中国学連の広島文化学園大学との試合では、相手の攻撃に対応する事ができず、焦る気持ちが個人のミスを生んだ。第1セットを13−25で落とし、第2セットも攻撃が単調になり、広島大学らしいバレーが出来ないまま14−25でセットを落とし、結果セットカウント0−2で敗戦した。
 この試合で平成25年度入学生の近藤、中嶋、山本、松尾は引退することとなった。この一年は、勝つことの難しさを痛感した一年だった。来年は勝つことはもちろん、優勝杯を取り戻し、応援されるチームを目指していきたい。

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