コートの仲間第27号 総評


Click your color !
 
同窓会トップページに戻る 総評(上半期女子)に戻る 総評(下半期女子)に進む

<下半期男子>
 五大学学生競技大会 優勝、秋季リーグ戦 上位2チームから1セット奪取、全日本大学選手権大会 2勝を目標に下半期がスタートした。教員採用試験に集中するためチームを離れていた4年生が下半期から復帰した。上半期までは、ミドルブロッカーを1人とする変則システムを用いていたが、下半期からはミドルブロッカーを2人とするオーソドックスなシステムで挑んだ。
 下半期最初の五大学学生競技大会は、広島大学、島根大学、山口大学、岡山大学、鳥取大学の5大学の総当たりであり、今年度は広島大学が運営を担当した。初戦の山口大学戦では、第1セット序盤から池田のサーブで相手を崩し、流れを掴み、サーブの優位を譲らず、2−0で勝利した。第2試合の鳥取大学戦では、田邊の高い打点からのスパイクなど、下級生の積極的なプレーが光り、2−0で勝利したものの、要所で雑なプレーによる失点が目立つなどの課題も多く残った。第3試合の島根大学戦では、下半期からオポジットとなった秦が前衛・後衛の両方で活躍し、危なげなく2−0で勝利した。翌日の岡山大学戦では、第1セット、序盤の遠藤(涼)のトスの失点からの流れの悪さを、誰もフォローすることができず、セットを落としてしまった。しかし、第2セットから出場した大須賀の活躍により、もう一度自分たちのリズムを取り戻し、2−1で勝利することができた。これにより、五大学学生競技大会3連覇を達成した。
 秋季リーグ戦までは、サーブ力の強化、レシーブとブロックの関係など、どのようにブレイクポイントを重ねるかということを重点に練習に取り組んだ。迎えた秋季リーグ戦、初戦の島根大学戦では、序盤にサーブが走り、主導権を握ることができ、3−0で勝利した。続く福山平成大学戦では、攻撃が単調になり、相手の高いブロックに阻まれ、0−3で敗戦した。翌日の広島国際大学戦では、第1セットからサーブカットが乱れると、サーブの優位を奪われてしまい、2セットを連取されてしまった。遠藤(靖)の代わりに入った岩東の活躍により、第3セットを取り返し、池田、秦を中心とする攻撃で攻め立てるも、相手にレシーブで対応され、1−3で敗戦した。続く東亜大学戦では、要所で金尾、森口のセンター攻撃が相手を揺さぶり、よい形で得点する場面も見られたが、相手の高さに圧倒され、0−3で敗戦した。2週目の山口大学戦では、相手の左利きエースを対策したことで、常にこちらのペースで試合を運ぶことができ、3−1で勝利した。翌日の島根大学戦では、森口のサーブを切り口に連続ブレイクに成功し、3−0で勝利した。続く福山平成大学戦では、金尾、岩東のコンビネーションで相手のブロッカーをかき乱し、こちらのペースで試合を運ぶ場面も見られたが、相手のジャンプサーブを攻略できず、0−3で敗戦した。最終週は広島大学での開催となった。広島国際大学戦では、1週目の反省を生かし、秦、遠藤(涼)のライト側のレシーブを強化したことで、レシーブを得意とする相手にも拾い負けることなく、3−0で勝利した。続く東亜大学戦では、相手レフトからの攻撃に、遠藤(涼)のブロックや、尾嵜のレシーブで対応し、池田、秦、岩東のサイドからの攻撃をしぼらせなかったことで、第3セットには23−23までもつれたが、最後はオポジットを止めることができず、そのまま0−3で敗戦した。最終戦となった山口大学戦では、レフトから池田、ライトから秦がテンポよく点数を重ね、金尾の代わりに入った高芝の速攻でさらに相手のリズムを崩すことができ、3−0で勝利した。この結果、5勝5敗の3位で秋季リーグ戦を終えた。
 広島大学で開催された広島県大学選手権大会では、初戦に福山平成大学Bと対戦した。お互いのサイドアウトが続く中、相手の両サイドの高い攻撃に対応することができず、第1セットを落とした。第2セットは、リリーフサーバーとして起用された内橋のサーブから、こちらが主導権を握ることができ、デュースの末セットを取り返した。しかし、第3セットは、遠藤(涼)のトス回しを相手に攻略されてしまい、最終的には高いブロックに阻まれ、1−2で敗戦し、広島県大学選手権大会を終えた。
 今年度最後の大会である全日本大学選手権大会を愛知県で迎えた。今年は男子が選抜方式となり、1回戦は関西学連の甲南大学と対戦した。第1セットは序盤から相手のペースに合わせてしまい、セットを落とした。第2セットも序盤は第1セットの流れを変えることができなかった。中盤から秦のライト攻撃を起点にペースを取り戻すが、相手の高いレシーブ力に阻まれ、セットを落とした。後のない第3セット、序盤から攻めることができていたが、相手の個人技に最後まで対応することができずセットを落とし、結果セットカウント0−3で敗戦した。これをもって、平成25年度入学生の尾嵜、秦、池田、金尾、山崎、村井が引退することとなった。

同窓会トップページに戻る 総評(上半期女子)に戻る 総評(下半期女子)に進む

Copyright (c) 2016 広島大学体育会バレーボール部 All right reserved.
赤 黄 緑 水 青 紫 灰 白 黒