こんにちは。38期の横山寿一(広島県)です。
それではまず、簡単に自己紹介から・・・
私は広島大学教育学部卒業後、広島県の中学校保健体育教諭として28年やってきました。中学校ではなかなか自分の希望する部活動を指導することができない現場も多いですが、幸せなことに大半の期間をバレーボールが指導できる学校で過ごしてきました。併せて、バレーボールの審判としても活動をさせていただき、全国各地におられる審判員の方々、特に広大出身の審判員の皆様には大変世話になっています。私自身今まで通りバレーとともに教員生活を続けていこうと考えておりましたが、機会をいただき、今年4月より広島大学教育学研究科教職開発専攻(教職大学院)学校マネジメントコースへ入学しました。大学院では今まで、学校現場で実践してきたことの裏付けとなる研究や理論に触れることで新しい学びをさせていただいております。ただ、内容が非常に難しくついていけないことや、大学院は「なぜ」を追究していくのですが、なかなか自分で「問い」を立てそれを追究できず、苦しんでいる毎日を過ごしています。課題(レポート等)もたくさん出るため、我が家では子どもたちを追い抜き、家庭学習時間トップを突っ走っています。来年度は所属校に帰り、今年度立てた研究テーマに基づき研究を続けていく予定です。(どうなることやら!)
広大との縁を感じて・・・少し生意気なことも・・・そしてこれから・・・
広島大学教育学部へ入学したのが昭和61年、それから30年。また広島大学へ入学し、何かの縁を感じます。私が丁度4年生の後期に福山分校から東広島キャンパスへ教体が移転する時で、半年間東広島へ通いました。当時は現在のように大学も十分整備されておらず、周囲も畑や田んぼが多い環境でした。
大学当時を思い起こせば、1年目は本部のバレー部、2年次から福山分校へ。春休みに引っ越しとともに坊主頭で帰福しました。福山の生活の中でいろいろ貴重な体験をさせていただきました。大学の4年間バレーボールに本当に熱中したなぁと思っています。それがあるからこそ、今の自分があると思っています。(数年前、福山の妙見に登る機会があり、その山頂には走魂碑があり、山頂からの福山市内の景色をゆっくりと見ました。(当時はこんなにゆっくりと見る余裕はなかったなぁ!)
今、大学へ通っている関係で、バレー部の練習にも時間を見つけて見学に行っています。男女とも自分たちの課題を克服すべく練習方法を工夫し、主体的に練習を進めている姿は昔と変わらない広大の良さだと思います。
現在、広島県では「広島版『学びの変革』アクションプラン」として、変化の激しいこれからの社会で活躍するために必要な資質・能力を身につけさせるための教育活動を推進しています。(各県でも新学習指導要領へ向けさまざまな取組を行っておられることと思います。)それは、「何を知っているか」を重視された教育から「何を知っているか」という身につけた知識や技能だけではなく、それを活用して仲間と協働し新たな価値を創りだすことができるかを重視していくものです。バレーでいえば、バレーの知識や技能をもとにチームで戦略・戦術を立て実行していくことです。そして新たな課題に対して仲間と協働して克服をしていくこと。これこそがこれからの社会を生き抜いていくために必要な力だと思います。ぜひこの経験をこれからの人生においていかしてください。そして、学生のみなさんにはぜひ多くの子どもたちにバレーボールの楽しさの本質を伝えていただき、バレーボールを好きな子どもたちをたくさん育てて欲しいと思います。
広島大学バレーボール部の先輩方は県内はもとより全国各地でバレーボールを通して子供たちを様々な形で支えておられます。私自身、これからもバレーボールを通して学んだことや縁を大切にしながら、幅広い視野で子供たちに関わっていけるよう頑張っていきたいと思います。今までにやったことのない研究で(一応卒論は西研で書きましたが・・・)わからないことだらけの毎日ですが、せっかくの機会なので有意義な時間を過ごしたいと思っています。大学の練習へ行ったときは審判の練習も兼ね笛を吹かせていただいています。(今までになく今年はよく審判の練習をしているかも!!)ぜひとも皆さん、広大バレー部の応援をよろしくお願いします。
まとまりのない話になってしまいましたが、これからの広島大学バレーボール部の更なる活躍と発展をお祈りして終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 |