全日本インカレが終わった瞬間、「ついに私のバレー生活が終わった。」そう思いました。
今年のチームがスタートするとき、私は心配で不安でしかたがありませんでした。私は、人に指示したりするのが苦手だし、人にきつく言うことができないし、自分に甘い人間だからキャプテンとして皆が認めてくれないのではないか、ついてきてくれないのではないかと色々な事を思っていました。広大バレーは高校のバレーとは違い、自分達で練習メニューやチーム構成などを考え、本当に自分達がしっかりチームのことを考えていかなければなりません。チームを作り出した時は、色々な問題がありチームがまとまらず、衝突することもありました。しかし、皆で話し合いなんとかチームを作り上げてきました。その結果、今年の春・秋リーグは完全優勝、中四国大会でも優勝、西日本大会では準優勝と良い成績を残すことができました。そして、最後の全日本インカレではベスト8に入ろうと皆でがんばってきたのですが、決勝トーナメントの3回戦で福岡大学とあたり、1セット目は取ったものの、2セット目の途中から自分達のバレーをすることができずに敗れてしまい、ベスト32という結果で終わりました。
引退して私がいつも思う事は、もっと皆とバレーがしたい!ただそれだけです。バレーのことを考えると、毎日淋しいなぁーと感じています。自分がこんな気持ちになるなんて、全く想像もしていませんでした。今年は自分が最上級生で、しかもキャプテンということもあって、辛いことや苦しいことなど色々ありましたが、本当に楽しくバレーをすることが出来ました。それは同学年の仲間と後輩達のおかげです。私が悩んでいる時や、辛い時は同学年の仲間が励ましてくれ、私が少しでも楽になるようにと、チームがどうしたら強くなるのか、自分達がしなければならないことを一緒に考えてくれました。後輩達は不満などもあったと思いますが、私達4年生についてきてくれました。そして、後輩達の必死にがんばっている姿を見て、いつも励まされていました。また、橋原先生をはじめ、コーチの長谷川さん、水口さん、河村さん、上脇さんと多くの方々が忙しいなか、練習に来てくださり私達の練習を手伝ってくださいました。私は、本当にこのチームが大好きです。私は、これでバレー選手としてバレーをすることはもうないですが、最後にこの仲間とバレーができたことを嬉しく思います。そして、私はやっぱりバレーが好きなんだなぁーと思いました。
この1年振り返れば、自分がキャプテンだったのに同学年の仲間や後輩達にたくさん支えられてきたように思います。私はキャプテンとして何が出来たのだろう、後輩達に何か残せたのだろうか・・・と、引退してからも色々なことを考えています。私がこれから後輩達にできることは、応援することだけです。後輩達とは、これから一緒にバレーをすることはありませんが、今年以上にがんばってもらい輝いてもらいたいと思っています。最後になりましたが、広島大学バレーボール部を支えてくださったOBの方々、応援してくださった皆さん、そして橋原先生をはじめ先生方、本当にありがとうございました。 |