今年も11月3日(祝)に第11回浅野杯小学生バレーボール大会を開催し、男子3チーム女子22チームとたくさんのチームに参加して頂き、1人の怪我人も出すことなく無事に終了することができたことを非常に嬉しく思います。
小学生の体は本当に小さくて、そんな体でボールに喰らいつく姿は、見ている人に感動を与え、バレーボールという競技の楽しさ、素晴らしさを私達は改めて実感しました。
この浅野杯は、1993年5月7日に飲酒事故で亡くなられた浅野哲史さんのバレーに対する情熱・意志を受け継いで始まり、今年で11回目を迎えることとなりました。現在では、東広島市の小学生バレーボール大会の一つとして大きく定着しています。広島大学体育会バレーボール部のホームページにも浅野杯についての掲載を始めて、多くの方々に浅野杯を知って頂くことができ、また今年度は参加にいたりませんでしたが、去年に引き続き他県からの問い合わせもあり、今後より多くのチームに参加してもらい、この大会がますます発展していくことを強く願っています。私達はこの浅野杯を通して、命の尊さ・大切さをもう一度考え直すとともに、二度と同じ過ちを繰り返さないように伝えていかなければならないと思います。
この大会を開催、運営するにあたって、東広島市バレーボール協会の丸山先生他、たくさんの方々に協力して頂き準備を進めました。去年の反省を改善しつつ、より良いものにするために、試行錯誤しました。今年は女子が去年よりも参加チームが減ったこともあり、西体育館では両サイドにコートを設営して、真ん中のコートを次の試合チームのアップゾーンとして活用しました。また男子と女子の閉会式を同時に行えるように、トーナメントを組み立てました。しかし、去年にもでた反省として、女子がトーナメント方式により、1回戦で負けてしまったチームが1試合しかできないという反省点を改善できなかったことは今後工夫していく必要があると思います。また責任者が多くの仕事を負担していたために、主催者側一人一人が全体の流れを把握できていなかったことも本番を想定した準備がきっちりできていなかったことが原因だと思いました。この反省を、来年の運営に充分にいかしていこうと思います。
私達はこの浅野杯を通して、一つの大会を企画・運営することの難しさなどを学ぶことができました。そして今まで多くの人がこの大会に関わり努力や苦労を重ねてきたことを知ることができました。私達はこれからもこの浅野杯が行われる意義をしっかりと考え、伝えていくとともに、大会理念であるジュニアのバレーボールの発展や地域の人々との親睦を見据えた活動、バレーボールを通じての人間形成に取り組んでいきたいと思います。 |