始めに『コートの仲間』の原稿依頼が来たとき、OBの方々の文を読ませていただいたところ、とても素晴らしい文章だったので、知識のない私は正直どうしようかな・・・と思いましたが、自分の思う事を素直に書いてみたいと思いますので、乱文ではございますがご了承ください。
まず、私が女子バレー部に携わる事となった経緯と現在の状況を書かせていただきたいと思います。随分前に遡りますが、私はH8年から卒業に至るまで広島経済大学女子バレー部に所属しており、当時のリーグやインカレで橋原先生をお見かけしていた事がきっかけだと思います。現在は、教育学部で事務職員をしていて、今年の5月頃に広島大学バレー部の練習を見学させていただいた事が始まりでした。最初はボール拾いをさせてもらおうと行った所、相手コートでトスを上げてと言われたときは、今だから言えますが、驚いてしまいました。バレーに携わってない期間が長く、体が動かなくて選手達には申し訳なく思いました。あと、コーチという存在です。最初は、コーチだから指導しないといけないと思い少々悩んでいましたが、あるときを境にコーチと言ってもコーチ1年生なのだから、今は1から学ぶ気持ちで取り組んでいこうと思うようになりました。また、スタッフ側になって始めて現役の時に見ていた視点と違い見えてくる部分がたくさんあり、橋原先生や、長谷川コーチのもとでよい経験や勉強をさせていただいています。橋原先生や、長谷川コーチと接していていつも思うことは、常に学生達の事を真剣に考えていらっしゃるなということです。そういう姿をみていると、自分が現役の時は、プレーするのが必死で見えてなかったのですが、監督やコーチの支えがあったからバレーができていたと改めて感じさせられます。それからスタッフになって、やって良かったと思うことは、嬉しいこと、大変なこと、感動したことなどたくさんありますが、1番は選手の笑顔が見られることであり、それがやりがいだと感じています。
○バレー部のみんなへ
自分の(少ないですが)経験を踏まえて、バレー部のみんなに3つ伝えたい事があります。
まず1つ目は、学生生活でバレーできるのは、大学が最後になります。4年間というのは、長いようで、短いものです。その間に自分のできる事を精一杯やってみてください。一生懸命やった事が間違ってもいいと思います。間違いを直してくれる、仲間、スタッフがいます。この一瞬一瞬を大切に悔いのないよう頑張ってください。
2つ目は、教員免許を取得してほしいという事です。(決して強制ではありません。)教員免許が取得できる目的で入った子がほとんどだと思います、あるいは、そんなこと当たり前ではないか・・・と思うかもしれないけど、他大学にいた私から見ると、好きなバレーをしながら教員免許取得できる事は羨ましいと思うし、非常に恵まれた環境にあると思います。また、OBの先輩方が現役の教師をされていることは、現役生にとっては、大きな励みになりますし、将来像を明確にできるのではないでしょうか。勉強とバレーの両立は大変な事ですが、そこで悩み苦しんだ事は、自分自身の一生の財産になると思います。
3つ目は、親を大切にしてください。今自分がバレーできるのは、ご両親からもらった身体があるからだという事を忘れないでください。私は、5年前に大好きだった父を亡くしました。父は腎臓を悪くして、人工透析(週3回約4時間かけて機能しなくなった腎臓に代わって血液をきれいにする方法)を行っていて、唯一助かる方法が腎臓移植でした。血液型が違うということから、私の腎臓を移植することができなかったのですが、姉が同じ血液型で移植の話が出ましたが、娘からもらうことは絶対にしないと、父に強く言われました。そうして何もしてあげられないままこの世を去りました。父には、甘えてばかりいて親孝行や恩返しができなくて、人生で初めて後悔しました。現在、父にできなかった事は、母を大切に感謝しながら過ごそうと思っています。暗い話になってしまいましたが、もしみんなのお父さん、お母さんが元気でいらっしゃるなら、たまに帰省したときなど、しっかり親孝行してくださいね。
以上最後に、今年の5月より全く知らない私を、受け入れてくれたみんなに感謝しています、ありがとう!バレー部の子は、1人1人がしっかりしていて、とても明るく、いい子だといつも思います。みんなに出会えて本当によかったです!今の大学生活または、大学生活が終わって社会人になっても、みんなの活躍を陰ながら応援しています!『15のリョウ、マリ、ミナ 16のチナ、アム、トア 17のマキ 18のカノ、マコ、イク、レミ』みんな頑張れ!!!!
みんなのファン・ミズより |