コートの仲間第19号 総評


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<下半期男子>
 下半期は上半期のチーム編成を生かし、変則的なポジションで望み、迎えた五大学対抗戦では20 連覇達成のプレッシャーの中での戦いとなった。セッターに西を起用し、レフトに井上・東、センターに深海・前田、ライトに小田という布陣で臨んだ初日の島根大学と山口大学戦では、ストレートで勝利を収めることが出来た。2 日目の岡山大学・鳥取大学戦も広大のペースで試合を運ぶことが出来、見事20連覇を達成することが出来た。
 天皇杯中国ブロック予選は、去年と同じく岡山六球会との対戦となった。1 年生の前田・小熊・牛島を集中講義で欠き、幹部である3 年生の小田・山田が教育実習期間のためチームと上手く連携が取れず、序盤からミスが重なり、常に相手を追う展開となってしまい、2 年連続で敗れてしまった。
 秋リーグでは、東亜大学・福山平成大学を相手にセットを奪い、あと一歩のところまで追い詰めたが、終盤の大事な場面でのサーブミスやトスミスで相手に突き放され、春季同様3 位という結果に終わった。しかし今年の秋リーグでは、チームとしての一体感や、安定したサーブカットからの多彩なコンビ、そして井上のサーブ賞、前田の新人賞獲得等、全日本インカレに向けてチームが着々と成長してきたことを実感することが出来た。しかし広島県インカレでは、油断から挑戦者としての気持ちを忘れてしまい、福山平成大学C を相手にまさかの敗戦を喫してしまった。
 迎えた全日本インカレ予選の立教大学戦。序盤セッター津のトスミスが目立ち、相手にリードされてしまうスタートを切ったが、10 点までに逆転することが出来、そのリードを守ったまま終盤に入った。終盤では相手のエースのスパイクを深海の粘り強いブロックで封じ、リードを広げ1 セット目を奪取した。続く2 セット目は、1 セット目で使えていなかった小田のクイックを多用し、相手に的を絞らせることなく終始広大ムードで試合を運び、最後は前田の渾身のブロックで相手のエースをシャットし、危なげなく予選を通過した。予選終了後に行われた抽選会で、決勝トーナメントの相手は春に合宿を行った福岡教育大学になった。1 セット目は、攻撃力で上回った広大が大差で奪った。続く2 セット目も、1 セット目の勢いのまま、終始相手を圧倒しセットを連取した。だが、3 セット目に入ると、中盤で相手の本来の持ち味である粘り強いレシーブに流れを奪われてしまい接戦に持ち込まれるが、エース井上の気迫溢れるサーブが決まり、3 対0 のストレートで勝利した。3 回戦の相手である宇都宮大学は、前の試合で、順位では上の国士舘大学に勝利し、波に乗っていた。広大は、相手のエースに圧倒され見せ場を作ることが出来ず、0 対3 と完敗し、ベスト32 という結果に終わった。今年を振り返ると、1 年間ケガをすることなく、常にベストな状態で試合に挑み続けることが出来た。当然のことだと感じるのではなく、昨年の反省を生かした、ケガに対する全員の意識の高さが結果として現われたものであり、来年もバレーボールの出来る幸せを感じ、練習に励んでいきたい。

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