コートの仲間第19号 広大ニュース


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広島大学バレー部に入部してpart2
3年 小田 勇矢
 前回、「コートの仲間」に登場したのは2 年前のことです。私が入学して3 年の月日が流れようとしています。
 下半期から私達平成18 年度入学生が幹部を引き継ぐことになりました。この1 年を振り返ってみると、先輩方に助けてもらうことばかりでした。幹部になったからには、私達がチームを引っ張っていこうと決意はしたものの、いざ試合になってみると、スパイクは決まらない、サーブは入らない、声を出さなくなると、チームに迷惑をかけてばかりでした。「こんなはずじゃない」と思っていても、頭をよぎるのはミスばかりしてしまう私自身の姿でした。「もしかしたら自分のミスで4 年生を引退させるかもしれない」いつしかそう考えるようになっていました。ですが、この非常事態を救ってくださったのは、やはり先輩方でした。優しく声をかけてくださる方や、逆に厳しく接してくださる方。たくさん話を聞いて頂き、また多くの経験談を聞かせて頂きました。先輩といられる時間だけ後輩になることが出来、プレッシャーから解放されます。それは逃げ道かもしれませんが、私にとっては悩みを解決する一番の近道になったように思えます。
 先日行われた全日本インカレでは、納得の出来る結果ではありませんでしたが、久しぶりにいつも通りの精神状態で挑むことが出来ました。それは、コート、ベンチに先輩方がいてくれたからです。幹部になったことで、チームの責任が重くのしかかることは当然ですが、バレーボールを楽しむことを忘れてはいけないと思いました。終わってしまえば一瞬だったかもしれませんが、4 年生と同じコートに立つことが出来、幸せな一時を過ごすことが出来ました。
 しかし、悩みは尽きません。私達がついに最上級生になるのです。来年の同じ時期に先輩方のような人になっていられるのでしょうか。甘えん坊な私は強くなっているのでしょうか。バレー同様、多くの不安にも楽しくぶつかっていきたいと思います。今年も広大バレーに注目してください。

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