今年で14 回を数える浅野杯小学生バレーボール大会を11 月3 日に開催し、女子17 チーム、男子3チームの計20 チームの参加を頂き、無事終了することができたことを嬉しく思い、ここに報告させて頂きます。
この浅野杯は、平成5 年5 月7 日に飲酒事故で亡くなられた浅野哲史さんのバレーに対する情熱と意志を継いで始まり、今年で14 回目を迎えることとなりました。現在では東広島市の小学生バレーボール大会の一つとして大きく定着しています。私達はこの浅野杯を通して、命の尊さ・大切さをもう一度考え直すとともに、二度と同じ過ちを繰り返さないように伝えていかなければならないと思います。また、浅野杯の理念としてジュニアのバレーボールの発展、地元地域との親睦、バレーボールを通しての人間形成を掲げており、私達広島大学バレーボール部は、その趣旨を忘れず、一人一人が責任を持って浅野杯を運営していきたいと思います。
小学生の元気いっぱいにコートを走り回る姿や、ファイト溢れるプレー、白熱したラリーは観ている人に感動を与え、バレーボールという競技の楽しさ、素晴らしさを私達は改めて実感しました。また、コートの外で見せる無邪気な笑顔は、私達の普段の疲れを吹き飛ばしてくれました。
最後になりましたが、浅野杯を開催、運営するにあたって、東広島バレーボール協会の丸山先生をはじめ、東広島小学生バレーボール連盟の方々、ご協力・ご指導頂いた全ての方々、協賛して頂いた、ミズノ株式会社、スポーツ科学センターの皆様に深く御礼申し上げます。今年はインフルエンザの影響もあり、例年より参加チーム数が少なくなってしまいましたが、今後より多くのチームに参加してもらい、この大会が益々発展していくことを強く願っております。今年の大会では、インフルエンザの影響で棄権チームが多数出たことにより、当日に試合順等の変更があり、迷惑をかけてしまいました。他にも大会を運営する上で改善しなければならない点がたくさんあります。浅野杯をより良い大会にするためにも、本年度の反省を次の大会に充分に活かしていこうと思います。
私達はこの浅野杯を通して、改めてバレーボールに対する思いや気持ち、一つの大会を企画・運営することの難しさ等を学ぶことができました。私達はこれからもこの浅野杯が行われる意義をしっかりと考え、伝えていくとともに、大会理念であるジュニアのバレーボールの発展や地元地域との親睦を見据えた活動、バレーボールを通しての人間形成に積極的に取り組んでいきたいと思います。 |