下半期は五大学の優勝、秋リーグ3位を目標にスタートした。8月の終わりには広島修道大学、大阪学院大学などと練習試合を行い、チーム力の強化に努めた。
9月に行われた五大学では、昨年優勝を奪われた島根大学と初戦を戦うことになった。前田・上垣の攻撃が決まり、さらに、試合が相手の本来の力を発揮できずに進んだこともあり、ストレートで勝利することができた。続く山口大学、鳥取大学もストレートで降した。最終戦の岡山大学との試合は、第1セットを取った後、第2セットはスパイクが思うように決まらず、23−25で奪われた。最終セットは序盤から抜け出すことができ、25−13で勝利し、2年振りの五大学優勝を飾った。
五大学後は3年生と4年生の深海が教育実習に行くことになり、満足のいく練習をなかなか行うことができなかった。また、ブロックの要である深海が手を負傷するなど、不安を残したまま秋リーグに臨むことになった。
迎えた秋リーグでは負傷した深海に代わって小熊をセンターに起用した。初戦は五大学と同様、島根大学と対戦することになった。不安が嘘のように試合は順調に進み、ストレートで勝利した。続く山口大学戦もストレートで降し、素晴らしい滑り出しとなった。また、前田・景山の高いスパイク決定率や高草、西のレシーブなどの活躍により東亜大学や福山平成大学からもセットを奪ったり、小熊の移動攻撃が機能したりとチームとしての成長も感じることができた。2週目の島根大学戦に敗れるということもあったが、他の下位チームからは星を取りこぼすことなく試合を進めることができ、3位で秋リーグを終えた。
広島県インカレでは、県立広島大学広島キャンパスA、近畿大学工学部Bを降し、昨年敗れた福山平成大学Bと対戦した。この試合は小椋・前田のサービスエース、怪我から復帰した深海のブロックなどもあり、ストレートで勝利した。決勝では、福山平成大学Aと対戦したが、相手の強いサーブに苦しめられ、サイド一辺倒の攻撃を強いられたり、大事な局面でつなぎのミスが出たりして、敗れてしまい、準優勝でこの大会を終えた。
今季最後の大会となる全日本インカレではグループ戦で愛知産業大学と対戦した。1セット目は緊張からか本来の動きができず、15−25で奪われてしまう。しかし、2・3セット目は3・4年生の活躍と相手がミスをしだしたということもあり、2セットを連取し、決勝トーナメント進出を決めた。決勝トーナメント1回戦では平成国際大学と対戦した。この試合は愛知産業大学戦と同様、序盤から相手のペースで試合が進み、2セットを連取されてしまう。しかし、3・4セット目は小熊の移動攻撃、上垣のコンビ、景山のレフト攻撃が決まり、2セットを連取し、フルセットに持ち込んだ。第5セットはスタートから追いかける展開となってしまい、結局追いつくことができずに8−15でこのセットを奪われ、敗れてしまった。
この敗戦により深海、西、高草、小椋が引退となった。4年生が残してくれたものを引き継ぎ、活かして、来シーズンも良い成績を収めることができるように精進していきたい。 |