同窓の皆さん、ご無沙汰しております。まずは、岡山県支部の多くの同窓生のご活躍があったにも関わらず、ここ数年間、岡山県支部報告が出来なかったことをお詫びいたします。私の怠慢で本部の方々にもご迷惑をおかけしました。来年度から、このようなことがないようにしてまいりたいと思います。大変、申し訳ありませんでした。
さて、今回、岡山支部の方々には近況報告ということでお願いしていますので、私自身も近況報告をしたいと思います。私は、今年度より岡山県総合教育センターに指導主事として勤務することとなりました。学校現場から教育行政へと大きく環境が変わった年でもあり、半年経った今も戸惑うことの多い日々を送っています。このように今現在、行政側から教育現場を見ることになった訳ですが、半年間を通して現場からでは見えなかった、教育の多くの課題や問題点が見えてきました。特に私が所属している教育経営部では教職員の資質向上・授業力の向上・人材育成(初任者・ミドルリーダー)・組織マネージメント等の研修を企画運営する部署ですが、簡単に言うと現場で思っている以上に「学校改革=教職員の意識改革」が必要だと言うことです。こう申し上げると、現場からは「もう十分やっている」「そんなに気張らんでも何とか上手くいっているじゃないか」「忙しいのに、この上何を…」等の声が聞こえそうですが、現状はすでに内部(生徒対応)や外部(保護者・地域)からの膨大な要請に対して自転車操業状態であり、校内の一部の先生方(多くの学校が個人の力量や数人の力で行われており、問題の共有化が出来てない。)では解決できない状況になっていると言うことです。どうしても現場で直面する多くの問題は「ディフェンシブ」なものが多く、事後対応に追われるというケースが多いと思われます。しかしながら今日、高等学校等では生徒募集のもとに行われるOSや学校説明会等、また、地域連携など「オフェンシブ」なものも加わり現場は多忙を極めるでしょう。これに対応するためにも学校の組織や経営のマネージメントが必要であり、並行してミドルリーダーの育成、教員の資質向上などの急速に対応していかなければならないと思われます。今や個人の力で解決する問題ばかりではないということでしょう。現場でもこの点で苦慮されている同窓の方々も多いのではないでしょうか。しかし、このような時代にこそ、バレーボールを通し経験してきた、仲間づくり(同僚性)やチーム作り(組織力)の経験が生きるような気がします。私もバレーを通して経験させていただいた事を活かしていけるよう頑張ってまいりたいと思います。その際に同窓生の皆様方には、県内外を問わずご協力をお願いすることとなるかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
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