オフ期間が明け、下半期は中国五大学優勝、秋リーグ3位を目標にスタートした。下半期から新たなメンバーである福島が加入し、身長もありポジションがセンターということで、中国五大学からは奥野とスタメンを入れ替えて初戦の島根大学に臨んだ。しかし、相手の攻撃を全く止めることができず、自分たちのミスも重なり、何もすることができないままストレートで負けてしまった。山口大学・鳥取大学にはブロックポイントと相手のミスで勝つことができ、岡山大学との対戦では好調の立花の活躍もあってストレートで勝利した。優勝を逃し、2位という結果に終わってしまい、秋リーグへ向けて多くの課題が残る大会となった。
10月の秋リーグは、主力の3年生が教育実習のため思うようにチーム練習ができず、不安要素のある出だしとなったが、初戦の島根大学戦では森井の活躍によりサイド陣が助けられ、第1セットを落とすものの、第2セットを取り、両者一歩も譲らずにフルセットまで試合はもつれた。しかし、最後は序盤からリードされて11―15で敗れてしまった。リーグ1部昇格の岡山大学医学部との対戦では相手エースを止められずセットを落としてしまうが、上垣・出来尾が強いサーブに対して粘りのサーブカットを見せ、そこからのコンビネーション攻撃が効果的に決まり、セットカウント3−1で勝利した。東亜大学に対しては有効なスパイクが多く見られたが、戦力差を痛感するストレート負けを喫した。岡山大学との対戦では危ない場面が見られたが、サイド陣が踏ん張りストレートで勝つことができた。3位になるには勝たなければならない島根大学第2戦は、相手に先手を取られて自分たちは後手にまわってしまい、あえなくストレートで負けてしまった。ここからは4位を争う戦いとなり、岡山大学医学部には福島のブロックポイントもありストレート勝ちし、岡山大学との秋リーグ最終戦では相手のサーブとブロックに苦しみ、2セットを落としてしまいあわやストレート負けをしてしまうところだったが、景山のスパイクで盛り返し、試合はフルセットとなった。しかし、最後に押し切られ12−15で敗れた。勝ち星3つで4位というさらなる成長が求められる形で秋リーグを終えた。
広島県学生バレーボール大会では、初戦に福山平成大学Bと対戦し、相手のミスに助けられストレートで勝利することができ、2回戦の広島国際大学との試合では景山の連続サービスエースとブロックポイントにより危なげなく勝利した。決勝戦は福山平成大学Aと対戦し、ラリーが続く粘りのあるプレーを見せるも、点差を離されてストレートで敗退した。
この試合の後、エース景山が負傷し、景山の回復が間に合わないまま急遽エースを立花としてレフトに配置し、ライトに江藤という形で全日本選手権大会に臨んだ。予選グループ第1戦では上智大学と対戦し、初戦ということもあって動きに固さが見られ、思うようなプレーができずに痛恨のストレート負けを喫した。もう後がない、絶対に勝ちたいという強い気持ちを持って挑んだ同志社大学との予選グループ第2戦では、今大会エースとして出場した立花がサーブ・スパイクともに躍動し、25―22で第1セットを取った。しかし、第2セットは相手の高いブロックと移動攻撃に適応できずに落とし、第3セットは終盤までついていき、福島のブロックポイントで同点に追いついたが、最後は競り負けてしまった。この試合をもって出来尾、門脇は引退することとなった。4年生が残してくれたものをしっかりと引き継ぎ、来年は今年以上の成績を残すべく、練習に励んでいきたい。 |