コートの仲間第24号 OBからの一言


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定年退職を迎えて
23期 佐伯 直之
 昨年度をもって、定年退職という形で教職生活をいったん終了しました。紆余曲折ありましたがとりあえず区切りを迎えることができたのは、家族を始め多くの方々の思いやりが支えとなった事を日々感謝しながら生活しています。昨年は、来年からどうしようかと考えながらの1年でした。先輩方の進路を参考にして消去法で選択していくと、新しい事にチャレンジするよりも、体育教師をしながら、バレーボールの指導をして行く事が最善であるとの結論になりました。というより、他には思いつきませんでした。現在、広島市立広島商業高校の非常勤講師を務めながら、放課後にはバレーボール部の練習のお手伝いをしています。年度当初は、授業だけすればいいので、のんびりと生徒達と楽しみながら日々過ごせればいいかな、と気楽に思っていましたがいざ始まってみると、そうはいきませんでした。
 先生には「のんびり」とか「気楽に」とか「楽しんで」という言葉はあまりなじみません。「一生懸命」生徒達にかかわっていかないと、なかなか「充実感」は味わえないし楽しくもありません。
 来年3月までに23期のバレー部の同期会をしようと考えています。還暦を迎えた歳にできませんでしたので、定年を迎えた歳が良い区切りかと思います。卒業してしばらくは、互いの結婚式などで集まることもありましたが、最近はありません。誰か発案して幹事をしてくれんかと思っていたのでタイミングが遅くなりましたが、広島に在住してなおかつ、当時主将を務めていましたので自分が適任です。場所は第1回目なので懐かしい福山にしようと思っています。全員来れば愛知県、福岡県、兵庫県、香川県から集合することになるので中間地点としても適当ではないかと思います。もはやあの古ぼけた体育館や福山分校そのものも残っていませんが教職を退いた年に、出発点となった地を訪ねるのもいいのではないでしょうか。都合のいいことに当時みんなでよく飲みに行った「とん平」は昔のままです。みんなの都合が合って実現できる事を願っています。クラブのメンバーは「友達」とは少し違うので適当な表現はできませんが「仲間」という表現が一番近いかなと思います。一つ年上には、当時主将で同窓会会長の宮本さんや、現在広大バレー部の部長をされている橋原さん、オリンピックで決勝の主審をされた伊藤さんなど個性豊かな人たちがおられ、現役の頃は圧倒されていました。その方達や西村先生とお逢いする機会は広島にいる関係上同期のメンバーよりも多いのですが、当時と全然変わっておらず、すごいエネルギーにいまだに圧倒されています。
 仲間とは良くも悪くも独特のつながりや絆を感じることがあり、普段は忘れていても何かのきっかけでふと思い出したり、会いたくなったりすることがあります。自分にとって素が出せる居心地のよい場所なんでしょうね。

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