コートの仲間第26号 総評


Click your color !
 
同窓会トップページに戻る 総評(上半期男子)に戻る 総評(下半期男子)に進む

<上半期女子>
 平成23年度入学生の中川が全日本選手権大会決勝トーナメント2回戦、関西大学との対戦を最後に引退し、渡邊を主将とした新しいチーム作りが始まった。新入生には、多彩なトスワークを持ち味としたセッター坂梨、前衛で色々なポジションをこなす豊田、プレーに柔軟性があり、負けず嫌いな津口、謙虚な姿勢で常に向上心を持つ河村が加わった。春合宿では、セッターを務めていた中川のポジションに坂梨が入った。新チームでは「全日本インカレベスト8」を目標として掲げた。サイドプレーヤーは高さがなく、ずば抜けた決定力を持った選手や長身の選手もいないために、守備を固くして多彩なトスワークから相手のブロックを惑わせる攻撃を確立させ、様々な形式で練習試合を行い、チームを強化した。
 新チームになってから初の公式戦となる春リーグ。1週目は公式戦特有の緊張から動きに固さが見られるものの、次第に緊張もほぐれ本来の広大らしい思い切りのあるプレーや個々の良さを出せるようになった。2週目は、リーグの山場でもある広島文化学園大学、中国学園大学、福山平成大学と対戦した。中国学園大学戦では、お互い点を譲らない試合となったが、相手の固い守備からの攻撃でブロックを利用され、相手の流れを止めることができず、フルセットで敗戦した。広島文化学園大学戦では、1セット先取されるものの、相手の攻撃を広大の持ち味でもあるブロックで防ぎ勝利した。最終週では、1週目や2週目の試合とは違い、相手が広大を分析して対策を立ててきたために、相手を崩すことができず連続失点から自分たちの流れを掴むことのできないセットがあった。しかし、サーブで相手を崩し、二段トスの攻撃をブロッカーが止めて得点し、チームを立て直すことができ、最後は自分たちの流れで試合を進めて優勝することができた。相手に合わせてしまうことや、出だしの悪さ、サーブレシーブの不安定さなど、多くの課題が見つかったリーグとなった。
 中国四国大会は昨年度優勝のため決勝トーナメントからの出場となった。準決勝の松山大学戦では、不用意なミスをする場面が多く、序盤は相手の流れで試合が進んでいった。しかし、サービスエースや甲斐を中心とするブロックの連続ポイントから流れを掴みストレートで勝利することができた。決勝戦の中国学園大学戦では、春リーグの敗戦をバネに気持ちを一つにして試合に臨んだ。自分たちのミスで崩れる場面はあったが、すぐに修正を行い自分たちのリズムで試合を展開することができ、優勝することができた。
 上半期の集大成となる西日本選手権大会は、広島県で行われた。初戦は会場の雰囲気から固さが見られた場面があったものの、広大らしく一人ひとりの役割を果たして勝利することができた。翌日の決勝トーナメント2回戦では佐賀大学と対戦し、序盤は相手のパワフルなスパイクにブロックが利用され、自分たちの流れを掴むことができなかった。しかし、リベロ松下が拾ったレシーブからの甲斐の速い速攻、サイドアタッカーのブロックアウトを狙ったスパイクが決まり、ストレートで勝利することができた。続く3回戦の広島文化学園大学戦では、相手の勢いのあるコンビバレーを甲斐、山本のブロックを中心とした連続得点から、そのまま自分たちの流れを掴んで勝利することができた。準々決勝では、龍谷大学と対戦し、お互い点数を譲らない試合となった。相手の早いトスからのサイド攻撃に対して広大も守備を固めて攻撃へと繋げたが、相手の打力とコースの打ち分けで徐々にレシーブを崩され、自分たちの流れを掴むことができずフルセットで敗戦した。上のレベルで通用しない厳しさを痛感し、個々のレベルアップやチーム全体としてレシーブ力の強化が課題となり上半期が終わった。

同窓会トップページに戻る 総評(上半期男子)に戻る 総評(下半期男子)に進む

Copyright (c) 2010 広島大学体育会バレーボール部 All right reserved.
赤 黄 緑 水 青 紫 灰 白 黒